「旅と映画(たびとえいが)」神保慶政監督 | 秘境ツアーのパイオニア「西遊旅行」

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星の旅人たち

(C) The Way Productions LLC 2010

スペイン

星の旅人たち

 

THE WAY

監督:エミリオ・エステベス
出演:マーティン・シーン
日本公開:2012年

2016.3.9

聖なる巡礼の道が呼び寄せた
それぞれのストーリー

旅に出る理由は人それぞれ。アメリカ人の眼科医・トムは、息子の死をきっかけに「星の平原」サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を知り、息子の遺灰をまきながら巡礼の道を歩む決意をします。道中の素晴らしい風景を見ているだけでもちょっとした旅行気分になるこの映画。スペインにおけるバスク文化や言語の多様性、ヨーロッパにおけるジプシーに対する偏見など、デリケートな問題をさりげなく鑑賞者に意識させるタッチで描かれています。トムが出会う巡礼者たちの旅の理由は、禁煙やダイエット、スランプからの脱出と様々。それぞれ目的の違った巡礼者が同じ聖ヤコブの祀られた大聖堂を目指すからこそ面白いドラマが生まれていき、自分が旅したらどんなドラマになるだろうかと思わず想像してしまいます。もう行くと決心された方も、検討中の方にも、「星の平原」に足を踏み出したくなるオススメの作品です。

聖地サンティアゴ巡礼

巡礼者に最も人気のある「フランス人の道」ラスト約114㎞を行く。少人数グループで歩き、ペリグリーノ(巡礼者)たちとの交流も楽しむ。

ポルトガル人の道から聖地サンティアゴへ

聖地サンティアゴ巡礼 第二弾。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路、「ポルトガル人の道」を歩く。巡礼ルートのラスト約115㎞を歩きます。

きっとうまくいく

インド

きっとうまくいく

 

3 IDIOTS

監督:ラージクマール・ヒラーニ
出演:アーミル・カーン
日本公開:2013年

2016.3.9

笑いあり、涙あり
新世代のマサラムービー

インド国内外で大ヒットしたこの作品は、お調子者の3人の青年たちが織り成す青春・友情を描いた映画です。3時間を長く感じさせない練られたストーリー展開、インド映画の醍醐味であるダンスに加え、インドの広大さ・多様さがよく表れている映画です。舞台は首都デリーから始まり、避暑地で植民地時代の教会などが立ち並ぶシムラ、そしてチベット文化圏のマナリ、ラダックと北に移っていきます。登場人物は役者本人の出自も含めて細かな人物造形がなされています。出身地や名前のジョークがあったり、ヒンディー語が得意でない生徒がいたりして、そうしたやりとりの中から「多様性の国」とも呼ばれるインドの一部が垣間見られます。同時に、劇中に登場している場所がインド全体のごく一部であることが説明されずとも分かり、残りのインドがどのようになっているのかという想像力も沸き立ちます。インドに行ったことがある方にもない方にもおすすめの一本です。

ヌブラ谷とパンゴンツォ

2つの峠を越えて ヌブラ谷とパンゴン・ツォ。貴重な立体曼荼羅が残る奥地の里、スムダも歩いて訪れます。カルドゥン・ラ(5,602m)の先に広がる「緑の園」ヌブラ谷と チャン・ラ(5,360m)を越えて「紺碧の湖」パンゴン・ツォを訪れます。

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パンゴン・ツォ

ラダックの東部からチベットへと、国境を越えて約130km横長に広る湖。標高は4,300mに位置し、澄んだ空気が生み出す青い空を映すこの湖の色は、鮮やかなターコイズブルーです。

地平線のキックオフ

エチオピア

地平線のキックオフ

 

HORIZON BEAUTIFUL

監督:ステファン・イェーガー
出演:ステファン・グブサー
日本公開:2014年

2016.3.9

1万㎞彼方の国
エチオピアを引き寄せる

メッシに憧れるサッカー少年・アドマス。彼が暮らすエチオピアの首都アディスアベバにサッカー業界の大物・フランツがやって来る。身寄りのないアドマスはプロサッカー選手になる夢を叶えるために、フランツになんとか自分をアピールしようとする…。エチオピアのサッカー少年が主人公という珍しさだけでもどんな話なのだろうとわくわくしますが、少年役の子役には劇中の設定と同じく、実際に身寄りのない少年がキャスティングされたとのこと。ポジティブなパワーを持ちながらもどこか孤独を内に秘めたような少年の存在感は必見です。ストーリーの展開以外にも、アディスアベバの街の日常を覗けるという楽しみもあります。カメラは裏路地まで入り込み、実際に現地に訪れて歩きまわっているかのようです。エチオピアというと距離が離れていて別世界のように感じてしまいますが、純粋な少年の目線で物語が展開されるので、歴史や文化を知らなくても十分に楽しんで見ることができます。
監督のステファン・イェーガーは現在次回作を準備中で、力士を夢見るスイスと日本のハーフの少年が日本を旅する映画とのこと。国境を軽々と飛び越えてくる監督の想像力をぜひ体感してみてください。

私が女になった日

イラン

私が女になった日

 

THE DAY I BECAME A WOMAN

監督:マルズィエ・メシュキニ
出演:ファテメ・チェラゲ・アザル
日本公開:2002年

2016.3.9

イランの青い海、そして黒いチャドル

「カンダハール」などの作品で有名なイランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督の妻であるマルズィエ・メシュキニ監督の作品。イスラーム社会の女性をテーマに、少女・女性・老女を主人公とした三つのエピソードで物語が構成されています。映画の舞台はペルシャ湾に浮かぶキシュ島という青い海と白い砂浜がとても綺麗な島です。この場所を映像でみるというだけでも、イランという国のイメージが一新されるような風景です。そうしたイスラームらしさがない風景の中で、自然現象や人々のセリフ・行動などを通じて、イラン社会に根付く伝統が示されます。第一部では、少女が9歳の誕生日を迎えて、チャドルをかぶらなければいけない瞬間が近づくのが日時計で表現されます。第二部は夫が自転車レースに参加している妻を追いかけてくる話で、夫は自転車を「悪魔の乗り物」と呼んでいます。第三部は、老婆が有り余った遺産を手にして、今までの人生の抑圧を解放するかのように現代的なショッピングモールで花嫁道具を買う話です。セリフも最小限で静かなタッチの映画ですが、終始映画で響いているキシュ島の波の音のように、「なぜ慣習に従わなければいけないのか」という思いが力強く映画から流れてきます。

リトル・ブッダ

ネパール・ブータン

リトル・ブッダ

 

LITTLE BUDDHA

監督:マルズィエ・メシュキニ
出演:ファテメ・チェラゲ・アザル
日本公開:1994年

2016.3.9

ブッダを追い求めて、
映画のような街並みへ

アメリカに住むある少年が、ブータンから来た僧に「高僧の生まれ変わり」であると突然告げられることからドラマが展開。少年が父とともにブータンを訪れる現代の物語と、シッダールタ王子が悟りを開き仏陀となる過去の物語が、極彩色の映像美で交互に描かれます。そんな映画の雰囲気をそのまま味わえる場所が存在します。ひとつはブータンのパロ・ゾンで、そのままの設定で劇中に登場します。そして釈迦が育ったカピラヴァストゥに見立てられているのがカトマンズ近郊のバクタプルで、ドイツの援助で古き良き街並がきれいに保存されており、二千五百年前の設定でそのまま映画の撮影に使われたのも納得です。「ラストエンペラー」も監督したベルナルド・ベルトルッチはこの作品でも終始独特な視点で物語を見つめています。物語の中でチベット仏教の世界観がうまく説明されており、チベット仏教圏にこれから行こうと思っている方には特におすすめです。

ネパール大紀行

ヒマラヤからタライ平原までネパールの全て、ゆとりの旅。山岳遊覧飛行で空から、ハイキングで丘から、絶景ロッジで部屋から、 至るところでヒマラヤの雄姿をお楽しみいただきます。

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バクタプルの旧市街

ロケ地の一である、ネパールのカトマンズ盆地にあるバクタプル。889年にアナンダ・デヴ王によって築かれ、12世紀~18世紀の間、首都の一つとして栄えました。ネワール族の美しい建築物や彫刻、赤レンガ造りの趣ある中世の街並みを残す古都です。

西遊旅行退職後、数本の短編を監督の後、初長編「僕はもうすぐ十一歳になる。」を監督。国内外で好評を博し、日本映画監督協会新人賞にノミネート。(映画ストリーミングサイトLOAD SHOWにて配信中 ) 2015年「せんそうはしらない」を名古屋で、2017年「憧れ」を韓国で監督。現在、福岡にて新作準備中。  y-jimbo.com